養殖への取り組み
車海老の養殖は、毎年4月の採卵から始まります。稚海老になるまで種苗槽で約1ヶ月間飼育し、体長が15mm程度に成長すると養成池へ放養します。7月頃になると体重が20gに成長し、2月上旬まで出荷シーズンが続きます。 養殖池に仕掛けた網を毎日水揚げし、サイズごとに選別して市場へ出荷します。拓水と関連グループ全体では1年間に200トン以上の車海老を出荷。シーズンが終わると養殖池の水を抜き、次の養殖にむけて池のコンディションを整えます。 長期間日光にさらし、耕耘機で砂床を耕し、水を作り、育てることで最高の養殖環境を維持しています。
6次産業化へのチャレンジ
車海老の養殖(1次産業)から加工(2次産業)、流通・販売(3次産業)まで展開し、養殖業の6次産業(1×2×3次産業)化にチャレンジしています。 その成果のひとつとして従来の活きた状態での流通だけでなく、活き〆高品質(プロトン)冷凍車海老の商品化に成功。この流通改革により鮮度の極めて高い車海老を、全国各地にお届けすることが可能となりました。 さらに車海老を調理する工程の一部を担えるような、加工処理システムの充実に取り組んでいます。